須磨戦記ラン編
須磨を振り返る前に、なんだこりゃ?
室戸市教育委員会から手紙が届いた。
室戸岬健康マラソン大会の案内だ。
去年ビリから3番になった大会だ。
リベンジといきたいところだが、
この日は四大陸フルマラソンの本戦、
九州大陸筑後川マラソンの一週間後だ。
室戸岬、今年は出られません m(_ _)m
では、須磨海水浴場アクアスロン後半、
ランの戦いを振り返ります。
300mのスイムを終え浜に上がってきた私は、息も絶え絶え。
上陸後トランジションまでの砂浜を走る練習までしていたのに、
走る気は起こらず、へろへろと歩き、仮設シャワーを浴びて、
スイムキャップをスタッフに返し、ポカリをガブ飲みして、
ゆっくり着替え、シューズをはいた。
そして、思った。
ルフィ 「もういやです。」
完全に走る気を失くしていた私は、嫌々ながらランを開始。
走り出して間もなく、会場に来てくれていたサンジ店長が、
サンジ 「がんばれ!大丈夫!いけます!」(タバコをふかしていない)
と、声援をしてはくれたのだが、ちっとも勇気は湧かない。
ルフィ 「もう、終戦です。もう、どうでもよいのです。」
と、ゆるゆる、ゆるゆると走り通した。
おっさんに抜かれても、「どうぞお先に」、
お姉さんに抜かれても、「どうぞお先に」。
夏のランは危険だ、決してとばさないぞ。
鉄の意志で、ゆるゆる走り通したのだ。
結局、3kmのランの間中、私は誰ひとりとして前を走るランナーを抜かななった。
逆に、一体何十人に抜かれたのか分からないが、道中ずーっと順位を落とし続けた。
今回、反省できることがひとつあるとすれば、時計をはめていなかったこと。
タイムを見ていなかったから、スイム終了時点で、自分の体感だけで、
ルフィ 「スイムに15分、トランジション合わせたら20分ぐらいかけてしまった。
もう、こりゃひどい。体力の限界を超えた。これ以上がんばったら死ぬ。」
と思い込んでしまったのだ。
サンジ店長との賭けの惨敗も確信。
実際には9分8秒だったから、これは、プロセスはともかく、
結果論としては戦前の目標通りのタイムだったにも関わらず。
こうして、アクアスロンデビュー戦は、苦しみもがき終了した。
「デビュー戦」とは言っても、同時に「引退試合」かもしれない。