坊っちゃん戦記


勝ち誇るナギ部長と、自己ベストで満足の私。


今回はトラブルやアクシデントのないレースだった。
筑後川や小豆島や佐賀のようなことはなく、
最後までどこも痛くなかった。
つりかけることもなかった。
歩くこともなかった。


最初は、「序盤はゆっくり行く」と言うフジタイラ君を追走。
ナギ部長と私でフジタイラ君をペースメーカーに走った。


しかし、私は4キロしかついていけなかった。
坊っちゃんランランラン名物、スタート時の混雑で、
最初の5分は歩いたり止まったりだっにも関わらず、
5キロ地点のラップは34分だったことから、
最初の4km間は5分30秒/キロ前後のペースだったのだろう。


最終的には2時間05分でゴールしたフジタイラ君。
私がついていけなくなっても、ナギ部長はもうしばらく追走。
ナギ部長は2時間22分台でゴールした。


昨年と違い、天候はよく、気温も風も絶好の条件だった。
フジタイラ君らと別れてからは、おおよそ同じペース、
7分/キロ前後で走りきることができた。



完走のち東京入り。人生初やきとん。


それにしても、あいかわらず練習不足のまま、
減量に失敗し、2年前より2.30kg重く、
よくもまあ2年前の自己ベストを、
たった19秒とはいえ上回ったものだ。


天才ランナー!


そして、レース後、明光愛媛マラソン部4代目部長、
ナギさんから重大発表。


ナギ 「このレースで、部長を辞任します。」


どよめく場内、何を言い出すのか!?


ナギ 「私、愛媛マラソンの抽選にも漏れたし。
やる気がなくなりました。」


みもふたもない発言だ。
しかし、抽選に落ちたあとも3ヶ月も練習を牽引してくれたナギさん。
今までありがとう。


ナギ 「次の部長は、あなたよ!」



その場で5代目に電撃就任したのは、ロボコップ君だ!
明光愛媛マラソン部最速の部長誕生だ。